月舘れい展 生きることは描くこと

2016年4月16日(土)~5月8日(日)

八戸市美術館

 

卓上の静物などを題材に詩情漂う作品を描き続け、二科会で活躍した八戸市出身の洋画家・月舘れいの個展です。


開館時間 =9:00~17:00(受付は16:30まで)

八戸市美術館web=http://www.city.hachinohe.aomori.jp/art/

入館料=一般300円、大学・高校生100円、小・中学生50円 ※各種割引あり。

主催=八戸市美術館 協力=二科会青森支部 

 

●内容=

二科会で活躍した月舘れい氏は、八戸出身の女流画家の先駆の一人です。1921(大正10)年、現在の八戸市小中野に生まれ、八戸で初めて女子美術専門学校(現・女子美術大学)に進みました。1947(昭和22)年に二科展へ初出品・初入選を果して以降、二科会を中心に活躍を続け、特待賞、パリ―賞、総理大臣賞と数々の受賞を重ねたほか、作品が文化庁買い上げとなるなど高い評価を受け、二科会会員として女性初の常務理事、名誉理事を歴任しました。

月舘氏は2015(平成27)年6月30日に死去しましたが、精神性の高さと妥協のない制作姿勢は最期まで変わらず、水気を含んだ空気感と清潔な凛々しさを柔らかな感性で表現した独特の詩情に溢れた作品は、今も多くの人々を魅了しています。

本展は、月舘れい氏初めての大規模展覧会となります。八戸では初公開となる二科出品作をはじめ水彩画やデッサン、画中にしばしば登場するモチーフなど多数の作品、資料により、70年に及ぶ月舘れい氏の画業を通覧するとともに、その世界を紹介します。

 

●月舘 れい/Rei Tsukidate 1921-2015

八戸市生まれ。八高女(現八戸東高校)を卒業後上京し、女子美術専門学校(現女子美大)に進学。卒業後八戸に帰郷、鷹山宇一と出会う。1947(昭和22)年、第32回二科展に初出品、入選。48年、女流画家協会会員になる。50年、画家を志して再び上京。53年、第38回二科展で特待賞受賞、56年、二科会会友に推挙され、64年、二科会会員となる。90年、第75回二科展で総理大臣賞受賞。現在二科会常務理事。東京都在住。モチーフとしてよく登場するものにテーブルがある。テーブルの上から広がるイメージ、身近な室内風景や生活の詩、外の風景というさまざまな要素が組合わされ描かれる。画面に「明」と「暗」を同時に塗り重ね、画面に動きを出しながらも目立つ部分は消すという、独特の「重さ」をもった作品を描く。